私的名盤

このところサスケとワカメばっかりやったんで、久しぶりに音楽関係を。
今までかなりの数のレコード、CDを聴いてきたけど、その中で棺桶に入れるんやったらコレ!

“The Crusaders”の「SCRATCH」
 裏ジャケ。
ジャケットにもライナーにも表記がないんで時期は正確ではないんやけど、多分'72~3年頃LAのライブハウスROXYでのライブ盤です。
とにかくこれはよう聴いたなあ・・。数ある手持ちのレコードの中で溝がちびて買い換えたってのはこれだけ! 裏ジャケのレーベルが「MCA」になってるのはそのせい。もともとは「Blue Thumb」やねんけどね。
初めて聴いたのは中学の時、当時 井上陽水吉田拓郎、チューリップ、洋楽はビートルズやディープ・パープルなんかを聴いてた俺が兄貴のレコード棚から何となく知ってたこれを拝借して聴いた時の衝撃!!「なんやコレ!? なんかよう分からんけどメチャクチャカッコええ!!」とりわけドラムをやりたかった(もうやってたかな?)俺にとってドラマーの STIX HOOPER のプレイは超衝撃的でした。
それからはもうとにかく聴きまくり!!アドリブのフレーズまで全部覚えてました。いや・・いまだに覚えてるなあ・・。今はもう何年かに1回レコード(もちろんアナログです)を引っ張り出して聴くくらいやけど、中学から高校にかけてほんまに聴きまくってましたわ。
最高なのはやっぱりB面。1曲目のHard Timesから2曲目So Far Away。ここで最高に盛り上がった後メンバー紹介からラストのWay Back Homeへ・・。う〜ん、こう書いてるだけでもゾクゾクしてくるなあ。
とりわけ白眉なのはSo Far Away中盤の1分間ものサックス、トロンボーンロングトーンからラリー・カールトンのギターソロへとなだれ込むところ!!何百回聴いても涙が出ますソロ直前のSTIXのプレスロールの素晴らしいタイミング!・・最高です。
このレコードと出会わなかったらきっと違う生き方をしていたと思う。これを聴いて俺は音楽の道へ進もうと決めたんやからね。今でも何か辛いこと、嬉しいこと、うまくいかない時なんかには必ずこれが聴きたくなるんやわ。一生のフェイバリット・アルバムやね