ありがとう!!


イノウエ サスケ 2014/1/18 17:25永眠
サスケは最後まで頑張りました。
金曜の夜から土曜の朝にかけて、だんだんと辛そうな素振りを見せ始めました。夜中の3時頃から2回ほど下痢をしてそれが最後のウンチでした。あれだけの病気なのに下痢をしたのはその時だけだったんです。
金曜はほとんど静かに寝てたんやけど、土曜になると何度も立ち上がって歩こうとします。オシッコがしたくなったり、吐き戻したくなると必死で立ち上がろうともがきます。もちろん自力では立てないので手伝って立たせてやると、今度は歩こうとします。立って、歩いて寝床から離れて出したかったんでしょうね。
オシッコは午前中にしたのが最後でした。その後はひたすら吐きたかったようです。実際に吐いたのは昼頃に2回だけ。その後も10分か15分おきに吐こうともがくので立たせてやるのですが、もう吐き出す力はありませんでした
夕方少し落ち着いたので大急ぎでワカメの散歩(と言うよりオシッコ、ウンチやね)を済ませて、ごはんをあげてお椀を洗ってたら、それまで静かにしてたサスケが「ワン、ワン、ワン!」と大きな声で吠えたのです。この何ヶ月もそんなにしっかり声を出したことなかったのに・・。慌てて側に行ったけど、それだけで特に変わった様子はなかったので急ぎのメールの返信をする為に5分ほど背を向けていました。メールが終わってふと振り返るとサスケが大きく目を開いてこっちを見てるじゃありませんか!
予感がして「どないした?しんどいんか?」と側に寄ったその時から激しい痙攣が始まりました。それから亡くなるまでの20分程は俺もサスケもほんまに辛かった抱きしめて、何度も痙攣する足や体をさすってやって、でもそれ以外は苦しむサスケに何もしてやれなくて・・
あと30分で母ちゃんが帰ってくるのは分かってたけど「もういいよ、サスケ!お前は充分頑張った!母ちゃんも分かってくれるからもう逝っていいよ!」って叫んでました。
それでもサスケは最後まで生きようとして息を引き取りましたサスケが最後にしようとしたのは残る力を振り絞って吐くことでした。残念ながらそれは叶いませんでしたが・・。
母ちゃんが帰ってきたのは身体をきれいにして大好きだったベッドに寝かせてやった後でした。

そして次の日、大好きだったベッドに乗って天国へ上って行きました。


サスケの遺骨は焼き場のお兄さんも「この子はいったいどこが悪かったんですか?」って言うくらい、それはそれはきれいな骨でした。腫瘍以外はほんまに健康やったんやね。サスケを苦しめたその腫瘍は骨と一緒に最後まで燃えなかったそうです。

後から考えるとサスケは全部分かって逝ったんですね。木曜に倒れたその週末は父ちゃんに全く予定がなかったこと、更に家族みんなで送ってやれた日曜は前後何週間で唯一の父ちゃん母ちゃん共の休みやったこと、倒れる前日の水曜はこれも滅多に無い父ちゃんがいなくて母ちゃんと一日一緒にいれた日やったこと、前に母ちゃんが「のたうち苦しむサスケを見るのはきっと耐えられない」って言うてたこと・・。
全部全部わかってたんです!分かってその日を、その時間を選んだんです!


陽気で、元気で、散歩とごはんとお出かけが大好きで、みんながイメージする犬そのもので、出会う人みんなに愛されたステキで不思議なヤツでした。
ありがとうサスケ!今お前に言えるのはそれだけや。お前と出会って一緒に暮らした15年と4ヶ月は最高に幸せな時間やった!どこにいても、ずっと、ずっと、ずっと愛してるよ!


でも・・やっぱり・・・寂しいよ・・・。