出会いPart2

2000年11月19日夕方、当時竹炭を焼いてた俺が家の横の窯のところに居てたら、市民オペラを見に行ってた母ちゃんが思ったより早く帰ってきた。
申し訳なさそうに俺のところへ来て「ごめ〜ん、仕方なかってん・・」と言って手に持ってたのは何ともやせっぽちの黒い薄汚れた子犬! 下りの急カーブで道の真ん中に腰を抜かして落ちてたんやって。
そうです、この子犬こそが我が家の長女犬ワカメちゃんでした。
「えらいもん拾って来たなあ〜」と言いながら、何せ汚いわ魚臭いわやったもんで、まずはシャンプー。リボンを付けて少しは可愛くなりました。
 初めまして・・。
次の日獣医さんに行って診てもらったら、「健康上は問題無いけどとにかく痩せすぎ!食べれるだけ食べさせてやって!吐くまででもええから」やって。「羨ましい〜〜ッ!」って母ちゃんは言うてたけど・・?
 お腹いっぱ〜い!
食べたいだけ食べて、いっぱい寝て、1週間後にはすっかり元気になってお兄ちゃんに遊んでもらってます。
 ちっちゃかったねえ。
父ちゃん母ちゃんともサスケは一人っ子の方がいいと思ってたし、やっぱり里親さんを探そうと思っていろいろ試したけどろくな希望者がいなかったんですわ。そうこうしてるうちに情も移るし、ワクチン2回=2万円もしたし?、ってことで年明けにはうちで育てることになってました!
一緒に暮らしてみるとサスケはホントにいいお兄ちゃんでした。ベッドは取られた上に破壊されるわ、夜泣きで寝かせてもらえないわ、さんざんな目に遭ってたけどワカメのことをいつも気にかけて何かあるとすぐに助けてくれる優しい優しいお兄ちゃんになったのです。
みすぼらしいとか、野良犬丸出しや、とか近所の連中にさんざん言われたけど、父ちゃん、母ちゃん、とりわけサスケ兄ちゃんの愛情を一身に受けて今やどこへ行っても「きれいやねえ」とか「品があるわあ」なんて言われる素敵なレディーになりました!
 おすましワカメちゃん。
でもほんとは恐がりでワガママな困ったちゃんやってことは、ナイショにしといたげるね!(ブログに書いてなにがナイショやねん!)